2010年 02月 28日
検証
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河川のバチは流下系で港湾部のバチは遊泳系と言う感じです。
時期的に港湾部のバチ抜けはまだもう少し先だ。
状況や釣り方、考え方も全く違うとも言える釣りかもしれないが、
フライをより効率よく検証するために、久しぶりにガイドボートに乗ってみた。
毎晩のようにウェイディングの釣りにいけるはずは無いし、バチも出る訳ではない。
とにかく魚からのコンタクトがなく、釣れないだけではいつまでたっても検証が進まない。
バイトさせることが出来ず、腕が無いといえばそれまでですが。
まぁ、釣れない事も検証とは思いますが。
今回、乗船したのは横浜の若きエース、シゲチャンが操る
ICFCのドドンパ号だ。
実は昨年、ルアーメインだが同じ時期にメバル、カサゴ、アイナメ、ソイとロックフィッシュが船中勢ぞろいし、シーバスも無限ボイルでバクバクだったのだ。
今夜はその時のメンバーと一緒でIさんとI君はルアーだ。
私はルアーは封印してフライ縛りにした。
しかしフライはとかくうるさい釣り。
同船者の方にはご迷惑をお掛けして申し訳ない。
I君、Iさん、ご理解頂きありがとう御座います。
あえてルアーと同じようなテンポや角度でどこまでやれるかチャレンジと言うには大げさか。
今回のタックルセレクト。
オプティスティルウォーターフローティングラインにロッドは同じく7100.
マルチクリアインターミディエイトラインのロッドにはマルチパワーの8100.
オプティアダプテッド・エクストラスーパーファーストシンク/エクストラスーパーファーストシンクティップにはオプティソルトウォーター890.
ヘビーシンクのヘッドでも早めのリトリーブでは直に浮き上がってしまう。
ランニングラインには狙った深い層をなるべく一定にキープして釣る為に旧製品だが3Mストライパータイプ4を前後ろ反対にしてランニングとして繋いだ。
このシステムはもう何年も前から導入しているものだ。
さてさせ出船だ。
まずはロックフィッシュ。
真っ暗なテトラ帯をルアーの二人が船首で速いスピードのテキサスリグをピッチングで釣っていく。
釣り方はボートのバス釣りでエレキで流しながら葦際を釣るのとほとんど同じだ。
私は後方からアンダーハンドキャストでフローティングラインに繋いだ小さなクラウザミノーをキャスト。
ほとんど打ち返しでキャストし、フォール&スイミングで同じリズムに合わせていく。
前の二人はポツポツとカサゴとソイを釣っているようだ。
どんどん流れて行く船でフライで同じテンポに合わせて釣るのはなかなか困難だ。
集中して当りに捕えてるとコツンとバイト。
なんとかここでメバルが釣れてきた。
アイナメは居留守をしていたようだった。
小一時間やって、いよいよシーバスを狙っていく。
湾内は前日からの雨の影響かドチャ濁りだ。
沖に行くと先行艇が既に釣っている。
ブクブクした泡が浮いていて潮もなったく効いてない。
ボイルもほとんど無い。どうやらタフコンディションの様だ。
しかしルアーでは何とかポツポツ釣れて来るようだ。
Iさんのナイスフィッシュ!
Iくんもいい感じ!
私はテストフライをいくつか投げてみるも反応は全く無い。
こうなると検証どころではない。
やはりそれなりにお金を払って釣らせてもらってる。
何とかして釣って帰らなければと思うのは人情だ。
ルアーならX80やCDラパラ、バイブ等の釣れ筋ルアーを投げたいところだがフライならどうするか・・・
こうなればヘビーシンキングラインでカウントダウンしてなるべく様々な水深を探るなり、
実績ある定番フライを投入し、ローテーションして釣っていくしかない。
濁りのきつい時はチャートリュースやイエローが有効だ。
ワンガンキャンディー
某氏がデザインされたと聞きました。流石です!
これも春先の夜、小さなベイトを捕食しているシーバスには絶大な威力が発揮される。
複雑なストラクチャーにピンポイントで静かにプレゼンテーションすると良いようだ。
私も過去何本か70クラスを手にすることが出来た。ビッグメバルも良く釣れます。
キャプテンミノー(キャプテンゾンカー)
横浜に生まれしこのフライ、もう説明する必要もないほど良く釣れる。
デイゲームにはフラッシュ系のウイングで。
ナイトゲームにはゾンカーを組み合わせるとよいでしょう。
私は過去、一度だけこのフライとマテリアルを考案、販売されてるキャプテンの船に乗船させて頂きましたがタフなデイゲームでもしっかり70アップを釣らせて頂いた事は今でも鮮明に記憶に残ってます。
はじめてフライで釣った80UPもこの系統で巻いたフライでした。
イワイスーパーミノー
別名、ルアー(笑
今やこれなくしてシーバスフライフィッシングは語れません。
ホントに突き抜けてます。
フライのシーバス釣りの敷居を下げてくれました。
良い時ならロールキャストのちょい投げでもボコボコ釣れる時もあります。
トップで浮かせてもよし、シンキングの引っ張りでもよし。
季節やタイミングが合えば爆釣できるでしょう。
トーナメントでは私を2度も勝たせてくれたフライ。
最近遊びに行けなくてスミマセン、
キャプテン(笑
marufuku”鱸”ストリーマー
やはりいい感じで釣れてくる。
まだスーパーミノーがブレイクする前、とある夏の日のデイゲーム。
東京湾老舗ガイドのキャプテンにお世話になった時の事。
朝マズメから上げの中潮だった。
シンキングラインをロングキャストし、一人でへとへとになりながらアベレージ50~70アップまで50匹以上釣って、釣り過ぎ強制終了となったフライ。
残念ながら私は70アップどまりだが釣具店、に集まるまわりがこのマテリアルを使い似たようなパターンで80アップを何本も釣ってるので釣れ具合は間違いないはずだ。
老舗キャプテンと言えばこちらも忘れてはいません。
昨年は記録級の大鯛を釣らせて頂き有難う御座いました。
という感じで何だか東京湾生まれのフライやガイドボートさんの紹介になってしまいフライの検証から全く脱線してしまいました(笑
最後には連発するいい場所を押さえててくれたキャプテン、流石だね!ありがとう!
ボートフィッシングとしては結構ギリギリな釣りだったがタフな釣りもやっぱり面白いですな(笑
皆さん、お疲れ様でした。
by marufukusuzuki
| 2010-02-28 13:23
| suzuki (Sea bass)